【感想文】小心者的幸福論 雨宮処凜
「そうそう!その悩みわかるわ!よく乗り越えてきたよね、うちら!」
久しぶりに会った友だちと近況報告をする時があります。
「現在進行形」ではなく、「解決済み」の悩みごとのシェアをするのが好きです。
お互いに歩んできた道を褒め称えるような、最後に共感することで全てはサラサラと粉になって風に飛んでいくような、そんな気がする嬉しい時間。
この本は、そんな時間を1人でも持てる、ステキな本です。
小心者が幸せに生きる20の方法について書かれた本です。
そういうタイトルの本は、世にあふれていますが、
作者が雨宮さんだからブッ飛んでいます。
雨宮さんが気になったので読みました。
雨宮さんは、ロリータで社会派の人です。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A8%E5%AE%AE%E5%87%A6%E5%87%9B
小心者すぎて、右翼に入り、イラクや北朝鮮に行くとか。。!
マトモだと思われないように、ロリータになろう!とか。
発想が斜め上すぎて、元気になります。
ちゃんとフツウに実践出来そうなことも書かれてあります!
本を通して伝わってくるのは、
「ダメでも、なんでも、生きているだけでOK」
だということ。
「生産性の高い人であれ」「友だちを作るのは良いこと」「成長して当たり前」
など、当たり前だと感じている、価値観を疑うこと、緩める方法を提案してくれます。
世界平和のために、もっとダメに生きよう!
シンプルに、面白いのでオススメです。