ヒマワリのスカート

好きなことのスケッチブックです。気の向くままに書いています。よかったら覗いていってね♡

数年前のわたしが欲しくてたまらなかった友だち

就職してひとり関東に越してきて、生活も落ち着きだしたころ、漠とした寂しさを抱えていた。


電車に乗っていると、隣の席のおおらかそうなおばちゃんの手を握りたくなったり。
(このエピソードを何人かの友だちに話したけれど、理解されなかった。みんなふくふくとしたおばちゃんの手を握りたい衝動に駆られたことはないのか!?)
人の手で作った食べものを、誰かと一緒に食べたくて料理教室に通ってみたり。

大学に行けば誰かと何かを話して、晩ごはんを食べに誘える環境から一変して
仕事を始めたばかりの緊張感が落ち着いてきて、業務的な話で1日が終わってしまうことに飽きてきた時、人恋しさの発作に襲われた。
ひとり暮らしは気ままで楽しいけれど、ひとりで家でご飯を食べるのが寂しい。

トウキョウまで出れば友だちはいるけれど、もっと近くに一緒にご飯を作って食べれる距離感の友だちが欲しかった。

でも、新しい土地で友だちを作るのはなかなか難しくて。

料理教室や通っていたヨガ教室で友だちを作りたかったけれど、なんか違った。

毎日、学校や職場で「おはよう」と挨拶することの偉大さを思ったりした。

そんな時から早数年。

最近ブログで知り合った友だちと遊んでいて。


鎌倉で美味しいものを食べながら喋り倒したり、
家の近くのバーベキュー場で、美味しいものを作って美味しいって言い合ったり。

楽しかったなぁと、しみじみ思い出していたとき、
この関係は昔のわたしが喉から手が出るほど欲しかった友だちだと気がついた。

数年前のわたしに、そっと大丈夫だよと声をかけてあげたいし
寂しさを抱えた夜もきっと大切だったと思うし
いい友だちと知り合えて、ブログをやってて良かったねと
しみじみと思うわけです。

いつもありがとね。