林明子さんの絵本の思い出。
郵便局に立ち寄ったとき、ふと目に飛び込んできたのは林明子さんの絵本の切手。
特殊切手「童画のノスタルジーシリーズ 第3集」の発行 - 日本郵便
画像は郵便局のホームページから引用しました。
「はじめてのおつかい」「とん、ことり」「こんとあき」
筒井頼子さんとの共作でもある絵本は、小さい頃に大好きで何回も何回も読みました。それから、「はじめてのキャンプ」も好きだった。
急に現れた、長い間忘れていた大好きだったものを
目にした感動を誰かに伝えたくて、
前に並んで切手を見ていた女性に、
「この切手、めっちゃ可良いですよ!」と声をかけました。
ふふふ、と微笑んでくれて嬉しかったのですが、
特に絵に対するコメントはありませんでした。
林明子さんの絵本をご存知ないのかしらー。
そんなこんなで、林明子さんの絵本が大好きだったのです。
お母さんに「林明子さんの切手を買ったよ!」と報告したら
「はじめてのおつかいは、小さい頃に図書館で何回も何回も繰り返し借りるので、司書さんに覚えてもらうくらいだった。大好きでずっと読んでいた」ことを教えてもらいました。
親から与えられたのではなく、自分で図書館の絵本コーナーから選んでいたのが嬉しいです。
はじめてのおつかいは、何十年と読んでいなかったけれど、
牛乳を買いにいくことも、お金を握りしめているドキドキも、坂で転んだことも覚えている。
「とん、ことり」も「こんとあき」も繰り返し読んだ。
こんとあきとおばあちゃんと、一緒にお風呂に入るほかほか感。
友だちに声をかけるのに、おなかの底に感じる勇気。
お母さんの膝の上に座って読んでもらって、
少し大きくなってからは、カーテンを巻いて作った秘密基地(外から丸見え)の中で1人で繰り返し読んで。
(本棚にしまわないで放っておくのでお母さんに怒られて)
絵本を改めてみて、色が好みのど真ん中だと思ったのですが、林明子さんの絵本から影響を受けていたのかもしれない。
小さい頃に好きだったものは、きっと今も好き。
振り返ってみると面白いです。